これを活かして、聞き取り調査やフィールドワークに応用できないだろうか?
もし仮に相手に1分間の短い質問を繰り返しして、その応答をすぐに手帳に書いていくことが可能ならば、聞き取り調査のうえで時間短縮になりますし、多くのことを聞くことが可能となります。しかしながら、そうはいってもうまくいくという自信はありません。というのも、聞き取り調査ではアポイントを取ってこういった質問をしますよと言ってあったとしても、相手の気分や記憶の曖昧さから話が飛んでしまったり、何を聞こうとしていたのか自分自身も迷ってしまったりするケースがよくあるからです。
しかしながら、話が脱線したとしてもそれを取り戻せるだけの時間と根気があれば
「1分間質問法」も開発できるのではないかと思います。
ここ数日、聞き取り調査についていろいろな角度から迫ってみましたが、相手が人間である以上、話がそれたり記憶があいまいなのは仕方ありません。それはそれで何か資料を見つけてそれで細くすればいいことですので問題はないかと思います。しかし、こうした調査整理はやはり時間がかかるもので重要な聞き取り事項などの分析が遅れると、研究に支障が生じる場合があります。そこで「1分間質問法」が役に立つと思います。「1分間」で聞き取った内容を、重要度に合わせて色分けし、あとは文脈力を使って文章を構成すれば、そこそこな報告書ができると思います。またその作業自体も時間短縮できるとすれば最高ですね。まだ、これについては開発中ですが、いずれ何かの機会に発表してみたいと思っています。