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2009年7月28日火曜日

研究のすすめ~1分道場~

 昨今、ビジネス本で伝える技術がピックアップされているのをよく聞きます。これは研究でも同じで、研究論文や研究発表の場において、研究目的・調査過程・考察事項・結論などを明確に相手(研究を見てくれる人)に向けて発さなくてはなりません

 しかしながら、こうした内容は結構長々と話してしまうもので、要領を得ないと伝わりにくいものになりかねません。研究発表なら30分程度が主でしょう。その30分の間に上記の事項をわかりやすく、且つ論理的に説明しようというのです。発表慣れしている人は要領を得て話ができるかと思いますが、私のようにそれほど発表に慣れていない人間にとってはこれは結構ハードなものに思えます。

 そこで、先ほど触れたビジネス本の登場です。私が購入したのは

齋藤孝氏の『1分で大切なことを伝える技術』(PHP新書)

という本です。この本は、「1分」の感覚であらゆるビジネス場面、日常のちょっとした場面において要領よく説明するテクニックがぎっしり詰まっています。これは研究にも応用できる内容です。1分間のうちにどのようなキーワードをどのように敷き詰めれば要領よく且つ簡略的に話を伝えられるかがわかるからです。研究のキーワードは大体3個から4個が常套でしょう。そうしたキーワードを漏らさず、1分という時間の上で話す必要性があります。なぜ話す必要性があるのかと申しますと、研究発表ははじめ研究趣旨と目的をはっきりさせ、聴衆に「ああこういうテーマで、この角度の視点からきりこんでいくのだな」と明確に打ち出さなければならないからです。また、内容に関しても1分では難しいですが、なるべくわかりやすい表現で且つ的を得たものを用意する必要性があり、それもまた時間との勝負となるわけです。最後に結論においても1分で前述の事柄をまとめ上げ、そのうえで自分の答え出す必要性があります。

 こうしてみると、

研究発表というものは1分単位の時間感覚で要領よく話すべきであり、その方が聴衆に伝わりやすいものとなるでしょう。

その意味でも、1分間にどれほどのことを伝えられるかが重要となるのです。

 私はこの訓練を、1分道場とたとえてをこれから毎日1週間続けてみます。なぜ今する必要性があるのか?それは来月研究調査でフィールドに出るのですが、その際話者や教育委員会に研究趣旨、調査趣旨などを話す必要があるからです。どちらも忙しい中、私の話を聞いてくださるので要領よく1分間にまとめて話してみたいと考えています。

 そこでその内容について次は考えていかなくてはいけないのですがそれについては別のブログで紹介していますのでそちらをのぞいてみてください。(リンク欄から飛べます)

御京楓の自己紹介(おもに研究の)

皆さん、はじめまして!!  
     
      御京楓(みきょうかえで)です!!

京都在住でとある大学の研究員をやっています。
           (まぁ、少しニートになりかけてますがね(笑))

私の研究は…
「地域生活の変遷過程における外的機関(「生活改善」団体)の実態と住民の受容」です。

 詳しく言えば、昭和30年代から50年代にかけての生活の移り変わりにおいて影響を与えた、行政ないし住民団体による「生活改善」(名前のままですが、「生活の合理化、近代化を目指した活動および運動のこと)活動の実態と地域住民のそれらの活動に対する対応および受容過程を地域の目線から調査研究しております。

この研究は地域社会での「生活改善」の実態を探るとともに、地域社会がいかにして生活問題に目を向けていったのかを明らかにし、これから先の未来において地域社会が地域生活をどう見据えていったらよいのかを提示するものです。

(今のところは明らかにすることで精一杯なので、未来については今後考えていくべき課題としています)

 現在は兵庫県宍粟市千種町で昭和30年代以降に起こった

健康増進政策および運動(「生活改善」を含む)の実態と地域住民の受容過程

を追っています

 さて、研究はそれぐらいにして、趣味はというと読書、アニメ鑑賞、映画鑑賞です。特にアニメ鑑賞だけは外せません(?)

 研究にアニメ、そして…など何かとカオス的なブログになると思いますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。