ページ

2014年7月25日金曜日

看護教育の中での地域連携と、現実の地域連携

昨日、看護師を目指す彼女から、就職面接時に提示する課題「どんな看護をしたいか」の文章をみてくれと言われたので読んでました。

文章自体は別に問題ないし、表現のところで訂正はあったものの別だんこれといった問題もなく、これで提出すればいいよと助言を交えて話しておりました。

しかし、ふと文の内容をよんでいて不思議に思ったのが、看護の教科書に出てくる地域連携という言葉。

気にしなくてもよかったかもしれませんが、私自身保健師関連で地域連携、特に他業種との関わり、行政内での横の繋がりが果たせていない今、この地域連携というものをいかに看護の中に位置付けておくべきなのかということで少し考えていました。

彼女の文章からは、退院後もその患者さんが健康で生きる力を出すために、単に入院ケアだけに専念するのではなく、幅広い目でその患者さんが暮らす社会や生活を包括的にケアできるシステムを樹立させていくことがしたい、となっていました。多少飛躍して読んでいるかも知れませんが、私の中で彼女の言葉は大変素晴らしいことだなぁって思ったのです。

しかしながら前述したとおり、保健師でさえ地域連携が難しくなっている昨今の事情から、では看護の現場でこれがどこまで果たせるものかというところでは、なかなか厳しい課題であることは確かです。日々の業務に身を削り、それでもなお地域を視野に入れた取り組みをなそうとすれば、彼女の言葉通り他業種との連携は欠かせません。但し、他業種間での交流が病院内でどこまで果たせるものなのかとなった時、今まで以上に難しいのは確かです。

さて、彼女は面接時にどのような具体例からそれが発言できるのか、そこがみそなようなきがします。

0 件のコメント: