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2009年8月11日火曜日

研究のベクトル

 先日、兵庫県宍粟市千種町に調査へ行ってまいりました。まずは市役所(教育委員会、生涯学習事務所、保健センター、国民健康保険診療所)へ挨拶へ行き、今回の調査の趣旨について述べ、理解と今後の協力について話してきました。加えてこの調査研究はただ単なる論文にするためのものではないことも話してきました。(その時のあいさつ文⇓ )

 私は昭和30年代以降の生活変化における、地域住民や行政が行った「生活改善」活動や健康増進運動の実態とその受容について研究しております。
 この度の調査はあまり知られてこなかった宍粟市千種町の健康増進政策や地域住民の動きに焦点をあて、彼らがどのように活動展開し、それを住民はどう理解し受容していたのかを様々な角度から分析することを目的としています。
 
≪メリット≫
 こういった分析は、市行政の健康増進政策においての住民ニーズを明らかにすることにつながり、よりよい健康的な町づくりのヒントになると考えております。 

≪デメリット≫
 しかし、一方で本調査は過去の衛生環境の深刻な状況を記述することになりますので、当時を知る住民の方々や行政職員の方々に調査において多少不快感を与える可能性があります。


≪デメリットの解決法≫
 しかしながら、そういった

過去の記述云々よりも、その状況から現在の衛生環境へ行き着いた過程における行政や住民達の努力を知ることが大事

だと考えておりますし、

≪将来の企画≫
 それによって行政や地域住民自らの偉業を再認識し、今後地域行政の柱となる住民参画型の事業展開に一躍かっていただければ本望です

とまぁ、自分の将来像も含めて話してみましたが、文章にしてみるとなんだか恥ずかしいものですね。

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